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2023.1.24
日本製工場の紹介-紡績編-
綿100%や綿素材とアパレルではよく耳にする言葉がありますが、
綿とはいったいどのようなものか、想像されたことはありますか?
綿は、植物から作られ、花がしぼんでから1か月ほどで果実が割れ
このような形で成長し、コットンボール(綿)が見えるようになります▼
このコットンボール(綿)から糸が出来上がります。
紡績(ぼうせき)とは・・・綿から紡き、糸を作ることです。
糸というと縫い合わせに使うことが多いイメージですが
編立てを行うと生地/布になり、わたしたちの服や小物など
さまざまな生活用品や衣料品にも使われていますね。
今回は綿から糸ができるまで、日本製|紡績工場のご紹介です。
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さまざまな国から輸入された綿は、品質を保つためにブレンドされ、
圧縮された袋から出し、湿度を加えて休ませます。
《混打綿工程》
1日置いた綿はローラーで原綿をかきとり、吸い上げられ、種やゴミなど不純物を取り除きます。
《梳綿工程》
繊維をくしのようなものでけずり、平行にしてロープ状にします。
《粗紡工程》
6.7倍に細くしながらうどんほどの細さにねじります。
これを「粗糸(そし)」と呼びます。
《精紡工程》
粗糸を引き延ばし、ねじりを変えていくことによって
さまざまな糸に変わっていきます。
《捲糸工程》
糸の太さや異繊維をセンサーでチェックし、規格に合わせて大きい形状に巻きなおします。
この工程では太い糸は1時間に1本、細い糸は半日に1本と
時間をかけ、ゆっくりと巻かれていきます。
このように作られた糸は編立られ
わたしたちの身近にある生地/布ができあがります。
今回は紡績工場のご紹介でした。
それでは、次回の工場紹介もお楽しみに!
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「綿」から「糸」ができあがるまで、工場動画はこちらから▼
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【前回の日本製工場動画】